結婚式スピーチ 上司の挨拶例文

銀行に勤めている新婦の上司のスピーチ例文です。
例文1
皆さま、本日はおめでとうございます。
ただいまご紹介にあずかりました、新婦〇〇さんの職場の上司、〇〇でございます。
本日はこのような華やかな場にお招きいただき、心より感謝申し上げます。
まずは、新郎新婦のお二人、ご両家の皆さまに、心よりお祝いを申し上げます。
そして、晴れやかな笑顔の新婦〇〇さんを目の前にし、
職場の上司として、また一人の人間として、大変嬉しく、感動しております。
〇〇さんは銀行の窓口業務に就いておりますが、
入行した頃から、すでに“只者ではない”雰囲気を持っていました。
というのも、忙しい時ほど集中力が上がり、
お客様一人ひとりと丁寧に向き合う姿勢は新人とは思えず、
さらにどんな時でも笑顔を絶やしません。
実は〇〇さん、あまりに丁寧で説明が親切すぎるため、
「あなたの対応が好きで、この列に並んでいます」
とお客様から言われる常連さんが続出し、
結果的に〇〇さんの列だけ妙に長くなる、という現象まで起きていました。
上司としては褒めるべきなのか、改善すべきなのか悩ましい状況でしたが(笑)、
それだけ多くのお客様に信頼され、愛されている証拠でもあります。
また、仕事への責任感は非常に強く、
後輩からは「〇〇さんの後ろ姿を見て学ぶ」と言われ、
同僚からは「〇〇さんがいると職場の雰囲気が柔らかくなる」と言われるほど。
ただ、恋愛の話になると急に口数が減るのが〇〇さんらしいところで、
こちらが軽く聞いただけなのに、
「え、えっと、その…特にありません…!」
と全力で照れながら否定する姿は、今思い返しても微笑ましい限りです。
私が個人的に〇〇さんを尊敬している点は、
「誰かのために、自然と動ける人であること」です。
誰かが困っていればそっと手を貸し、
ミスをしそうな人がいれば事前にフォローし、
お客様が悩んでいれば最後まで寄り添う。
それらを「やってあげている」のではなく、
“当たり前のように”できる人です。
そんな〇〇さんが、ある日、控えめに、でも少し誇らしげな表情で
「実は…すごく素敵な方とお付き合いしています」
と報告してくれたときは、
職場中が「ついに来たか!」と盛り上がったのを覚えています。
新郎〇〇さん。
〇〇さんは、周りにいつも気を配り、責任感も強く、頑張りすぎてしまうところがあります。
仕事でも家庭でも、きっと全力であなたを支えようとするはずです。
どうか、そんな〇〇さんの“頑張り屋な一面”を、
時には「無理しなくていいよ」と受け止め、
そっと休ませてあげてください。
そして、どうかお二人で、
仕事も家庭も、互いに支え合う温かい夫婦になってください。
〇〇さん。
あなたの明るさ、誠実さ、思いやりは、
職場だけでなく、きっとご家庭でも大きな力になると思います。
今日のこの幸せな瞬間を胸に、
どうかこれからも、その笑顔と優しさで
周りの人を温かくしてあげてください。
お二人の未来が、今日のこの会場のように明るく、
そして銀行の金庫のように“堅く、壊れない絆”で満たされますことを、
心よりお祈り申し上げます。
本日は誠におめでとうございます。
例文2
●●君、○○さん、本日は御結婚おめでとうございます。御両家の皆様にも、心よりお祝いを申し上げます。私はただいま、ご紹介にあずかりました、新婦が昨年○月まで勤務されていた□□(会社名)にて■■(役職名)を務めております、○○と申します。本日はこのようなおめでたい席に御招待いただきまして、誠にありがとうございます。僭越ではございますが、お二人の門出をお祝いし、一言、ご挨拶させていただきたいと思います。
新婦の○○さんは平成○年に入社され、当時、私が◆◆(役職名)を務めておりました○○支店に配属となられました。○○担当だった○○さんは、仕事の覚えが非常に早く、何事にも落ち着いて取り組まれ、着実に実力をつけられました。○○支店では○ヵ月という短いお付き合いでしたが、温厚で常に冷静な彼女のことを私はいつも「若いのにしっかりしているな」と感心していたものです。その後、○年ぶりに○○支店で一緒に仕事をさせていただくこととなり、久しぶりにお会いした○○さんは、以前よりはるかにご成長されておりました。彼女は、落ち着いた雰囲気や丁寧なお仕事ぶりはそのままに、銀行員として、とても大切な資質である「安心感」を身につけていらっしゃったのです。そんな○○さんを見ながら、私はこの○年間、彼女が誠実に仕事と向き合ってきたことを実感し、うれしく思ったことを覚えております。○○支店では、預金の窓口を担当されておりましたが、人当たりが良く、素早く正確な対応、さらには豊富な業務知識で、お客様はもちろん、同僚からも厚い信頼を寄せられる存在でした。
また、当行では、年に数回、モニターの方が来店して、行員の接客態度や業務知識をチェックするのですが、○○さんが対応された時は、全店で1位を獲得できたのです。私自身、普段から彼女の素晴らしい接客やお仕事ぶりには満足しておりましたが、そのような場で評価されたことを上司として誇らしく感じたことを思い出します。そんな○○さんには、昨年○月に寿退社されるまで、本当によく頑張ってくださったという感謝の気持ちでいっぱいです。
さて、新郎の●●さんには本日初めてお目にかかりましたが、優しく頼りがいのありそうな方だとお見受けしました。こんなにお似合いのお二人ならきっといつまでも仲のよいご夫婦になられることと確信しております。
ここで、恐縮ではございますが、私からお二人に一つだけお願いしたい事がございます。それは、お二人が幸せになるために一緒に努力してほしいということです。お互いが幸せになりたい、幸せにしたいという強い気持ちで相手のことを考え、支え合い、寄り添う努力をすることで、より愛情が深まるはずです。そのためには、ささいなことかもしれませんが、どちらかが悩んでいるときは、悩みを分け合い、またどちらかが嬉しい時には、共に喜び合うことが大切なのではないでしょうか。
どうか、○○さんの「安心感」で●●君を支え、笑顔があふれる温かい家庭を築いていただきたいと願っております。●●君、○○さん、本日は誠におめでとうございます。


