結婚式の新婦友人のスピーチを手紙形式の書き方

結婚式の新婦友人のスピーチを手紙形式で書く際の、基本的な構成とポイントをご紹介します。
手紙形式にすることで、より新婦への温かい気持ちや感動が伝わりやすくなります。
結婚式の新婦友人のスピーチを手紙形式で書く際の、基本的な構成とポイントをご紹介します。
手紙形式にすることで、より新婦への温かい気持ちや感動が伝わりやすくなりますよ。
💌 手紙形式スピーチの基本構成
スピーチ全体で**4~5分(1000字程度)**を目安に、以下の流れで構成するとまとまりやすくなります。
1. 冒頭の挨拶・自己紹介(約1分)
まず、ゲストに向けて丁寧な挨拶と自己紹介を行います。
- 新郎新婦とご両家へのお祝いの言葉
- 例:「〇〇さん、△△さん、ご結婚おめでとうございます。ご両家ならびにご列席の皆様にも心よりお慶び申し上げます。」
- 招待への感謝と自己紹介
- 例:「ただいまご紹介にあずかりました、新婦の友人の□□と申します。新婦とは高校からのご縁で…」
- 手紙を読むことの断り
- 例:「本日は、感激してうまく話せそうにないので、精一杯のお祝いの気持ちを手紙に託してまいりました。この場をお借りして読ませていただきます。」
- 新婦の呼び方についての断り
- 例:「普段通り、親しみを込めて△△と呼ばせてください。」
2. 手紙の導入・呼びかけ
ここから手紙に入ります。
- 新婦への呼びかけ
- 例:「△△へ」「大切な親友の△△へ」
- 例:「ついにこの日が来たね。自分のことのように嬉しいよ。」
3. 新婦の人柄が伝わるエピソード(約2〜3分)
スピーチのメインとなる部分です。新婦の魅力や長所が伝わる具体的なエピソードを1〜2つ盛り込みましょう。
- エピソードの例
- 新婦の優しさ、頑張り屋な一面、面白いところなどがわかる話。
- 新婦に助けられたり、励まされたりした思い出。
- 新郎と出会ってから新婦がどう変わったか、二人の仲の良さがわかる話。
- ポイント
- 単なる思い出話で終わらせず、「△△のこういうところが本当に素敵だと思っているよ」と、新婦を褒める言葉で締めくくるように意識します。
- 新郎の人柄についても触れ、二人を応援する気持ちを伝えると良いでしょう。
4. 結びの言葉・締めくくり(約1分)
手紙の締めと、スピーチ全体の結びです。
- 新郎新婦へのメッセージ
- 例:「〇〇さん、私の大切な親友の△△を末永くよろしくお願いします。」
- 例:「これからは二人で支え合い、笑顔があふれる温かい家庭を築いてね。」
- 末永い幸せを祈る言葉
- 例:「お二人の末永い幸せを心からお祈りしています。」
- 改めてのお祝いの言葉と感謝
- 例:「本日は本当におめでとうございます。」
✨ 成功させるためのポイント
- 忌み言葉・重ね言葉を避ける
- 「切れる」「別れる」「離れる」「終わる」などの忌み言葉や、「ますます」「たびたび」「重ね重ね」などの重ね言葉は、再婚を連想させるため使用を避けましょう。
- 句読点(、や。)は使わない
- スピーチ原稿や手紙では、「区切り」や「終わり」を意味する句読点は縁起が悪いとされるため使用しません。代わりにスペース(空白)を入れます。
- ネガティブな話題は避ける
- 過去の恋愛話、暴露話、自慢話など、新郎新婦にとってマイナスになる内容は絶対に避けましょう。
- 便箋に書く
- 手紙は、正式な便箋に黒または紺のペンで縦書きに丁寧に書くのが望ましいです。封筒に入れ、新郎新婦の名前と日付を書いておくと、後で読み返してもらいやすくなります。
- 読むスピードに注意
- 当日は緊張するため、原稿を読むスピードが速くなりがちです。意識的にゆっくり、はっきりと読むようにしましょう。
🌹 新婦友人スピーチ 例文(手紙形式)
【原稿の読み上げイメージ:約4分〜5分】
1. 冒頭の挨拶・自己紹介
〇〇さん △△さん ご結婚誠におめでとうございます
ご両家並びにご列席の皆様にも 心よりお慶び申し上げます
ただいまご紹介にあずかりました 新婦 △△さんの大学時代からの友人 □□と申します
このような素晴らしい場で お祝いの言葉を述べる機会をいただき 大変光栄に思っております
本日は感激のあまり きちんとお話しできる自信がありませんので
誠に恐縮ながら △△さんへの感謝と祝福の気持ちを込めて お手紙にいたしました
この場をお借りして 読ませていただきます
△△ いつも通り親しみを込めて 呼ばせてください
2. 手紙の導入・呼びかけ
△△へ
ウェディングドレス姿の△△は 本当に美しくて 眩しいくらいだよ
〇〇さんと隣で微笑み合っているのを見て
ついにこの日が来たんだなと 胸がいっぱいです
まずは あなたの親友として 心から「おめでとう」を伝えたいです
3. 新婦の人柄が伝わるエピソード(メイン)
△△と初めて出会ったのは 大学の入学式の日でした
緊張していた私に 屈託のない笑顔で声をかけてくれたのが △△でしたね
そこから授業も休み時間も いつも一緒に過ごすようになり
私の人生にとってかけがえのない親友になりました
△△は いつも明るくて太陽のような存在ですが
私が一番尊敬しているのは 誰に対しても分け隔てなく 優しさを注げるところです
昔 悩んで塞ぎ込んでいた時期 私の相談に夜通し付き合ってくれたことがありました
△△は私の気持ちを否定することなく ただ黙って聞いてくれて
「大丈夫だよ あなたは一人じゃないからね」と 涙が出るほど温かい言葉をかけてくれました
あの時 △△がいてくれたから 私は前に進むことができたと思っています
△△のそのまっすぐな優しさは 私だけでなく 周りの皆を救い 笑顔にする力を持っています
そんな△△が 〇〇さんと出会い どんどん幸せそうになっていくのを間近で見てきました
〇〇さんは 穏やかで優しく 何より△△のことを大切にしてくれる素敵な方です
△△の少し不器用なところも 全部受け止めて 最高の笑顔にしてくれる〇〇さんを見てこの人なら大切な△△のことを任せられると 心から確信しました
4. 結びの言葉・締めくくり
〇〇さん
私の大切な親友の△△を 末永くよろしくお願いします
△△も 頼れる〇〇さんの隣で これからも変わらない笑顔を見せてね
これからは二人で支え合い 楽しいことも大変なことも分かち合って
笑顔と愛に溢れた温かい家庭を築いてください
困った時は いつでも私たちが駆けつけるからね
△△ 〇〇さん
本日は本当におめでとう
お二人の永遠の幸せを 心から祈っています
📝 スピーチ時のポイント
- 太字部分は特に気持ちを込めて、ゆっくりと話すと感動が伝わりやすくなります。
- 原稿は、当日読みやすいように大きな文字で、句読点を使わず、間(ま)を取りたいところにスペースを空けて作成しましょう。



