感動する上司の結婚式スピーチ ポイントと例文

結婚式スピーチ 上司

新婦(部下)から結婚式で上司祝辞を依頼された場合のポイントと例文を解説します。

結婚披露宴では、部下やそのご家族、仕事関係先も多く出席します。社内では普段部下に対して誠実に時には厳しく対応している方も、結婚式という場面では労いの言葉や感謝を伝えて、列席者を感動させてみましょう。

感動する上司スピーチのポイント

  1. 新郎新婦への祝福の気持ちを伝える:
    まず、新郎新婦への祝福の気持ちをしっかりと伝えましょう。心のこもった言葉で、お二人の門出を祝いましょう。
  2. 新婦の人柄や仕事ぶりを具体的に紹介する:
    新婦とのエピソードなどを交えながら、人柄や仕事ぶりを具体的に紹介しましょう。仕事での成果や、チームワークを大切にする姿など、新婦の魅力が伝わるような話を選びましょう。
  3. 上司としての立場から、温かい励ましの言葉を贈る:
    これからの人生に向けて、新郎新婦へのエールを送りましょう。具体的なアドバイスや、自身の経験談を話すと、より説得力のあるスピーチになります。
    感動させるポイントは普段とギャップがあればより効果的です。普段部下に厳しく接してる人は心のこもった優しい言葉をかける。あまり部下と面識がない、仕事以外で話す機会が少ない人は、新婦の直属の上司や同僚にリサーチしてもいいでしょう。
  4. ユーモアを取り入れる:
    ここが一番難しいかもしれませんね。無理に面白いことを言おうとすれば、バレてしまうのでご自分のキャラに合わなければ避けた方が無難です。適度な面白いエピソードがあれば、場が和みます。オヤジギャグは場が凍るだけなのでやめましょう。また、新郎新婦やご家族を不快にさせるような内容もいけません(宗教観や過去の恋愛話などはNGです)。
  5. 時間と内容をまとめる:
    スピーチ時間は3~5分程度が目安です。長すぎると聞いてる方も飽きてしまうので、時間を意識して話しましょう。また、内容もエピソードやエールなど、メリハリのある構成にしましょう。長すぎると、聞いてる方も飽きてしまいます。
  6. 原稿を用意する:
    慣れないうちは、必ず原稿を用意しておきましょう。
  7. 声のトーンや表情に気をつける:
    明るく、ハキハキと話すようにしましょう。

スピーチ構成

1. 冒頭

  • 皆様、本日はご列席いただき、誠にありがとうございます。
  • 新郎○○さん、新婦△△さん、ご結婚おめでとうございます!
  • 私は、△△さんの上司として、○○部にて一緒に働かせていただいております、□□と申します。

2. 新婦の紹介

  • △△さんは、入社以来、常に明るく前向きな姿勢で仕事に取り組んでおります。
  • 特に、○○プロジェクトでは、持ち前の発想力と行動力でチームを牽引し、大きな成果を上げてくれました。
  • また、同僚からも慕われる優しい人柄で、いつも周囲を明るくしてくれる存在です。

3. 新郎とのエピソード

  • そんな△△さんが、○○さんと出会い、結婚されることを聞いた時は、とても嬉しく思いました。
  • お二人は、とてもお似合いのカップルです。
  • ○○さんは、いつも優しく△△さんを見守り、支えてくれるような方ですね。

4. これから

  • △△さん、○○さん、これからどんな困難があっても、二人力を合わせて乗り越えていってくださいね。
  • 末永くお幸せに!

5. 結び

  • 皆様、本日は誠におめでとうございます。
  • ご両家の皆様のご健勝と、お二人の末永い幸せをお祈り申し上げます。

上司スピーチ 例文

スピーチ例文・文例

●●(新郎)さん、△△(新婦)さんご結婚おめでとうございます。またご両家の皆様にも心よりお慶び申し上げます。ご起立の皆さまどうぞご着席ください。私はただいまご紹介にあずかりました、新婦が勤務する□□(会社名)の店長を務めております、■■と申します。

当店は主に婦人服を販売しており、△△さんは販売員として勤務されています。本日はお2人の輝かしい門出をお祝いいたしまして、僭越ではございますが、ひとことご挨拶をさせていただきたいと思います。

新婦の△△さんは、今から〇年ほど前に新入社員として当店に配属されました。当時、私は新人の教育担当として△△さんを指導する立場であり、真面目で与えられた仕事に全力で取り組む彼女は研修生の中でもひときわ目立つ存在でした。

と申しますのは、私は、たくさんの研修生を指導してきましたが、△△さんほど上達の早いスタッフに出会ったのは、初めてだったからです。そんな彼女が入社1年目にして、当店の売り上げトップとなられたときには、驚きましたが、人一倍努力していた姿を近くで見てきた私にとっては、自分のことのようにうれしかったのを覚えております。

△△さんの魅力は、なんといっても人を惹き付ける素敵な笑顔です。明るくユーモアがあり、その場を和ませてくれるムードメーカーとして、お客様はもちろん、後輩からも頼りにされ、非常に慕われております。また、△△さんは、ひとつのことを責任をもってやり遂げる粘り強さと、困難に打ち克つ忍耐力を備えているので、どんなに大切な仕事も安心して任せることができます。私が店長、彼女が副店長という関係になってからは、辛いことや大変なこともたくさんありましたが、いつも2人で支え合いながら乗り越えてきました。私が店長としてここまで頑張ってくることができたのは、△△さんの心強いサポートがあったからであり、いつも私を支えてくださった△△さんには今でも感謝の気持ちでいっぱいです。現在は副店長ではなく、アルバイトという立場ではございますが、仕事を続けてくれていることが私にとっては何よりもありがたく、以前と変わらない厚い信頼を寄せております。

また、△△さんは非常に家族思いな女性であり、よくご両親のことを大切に思っていることや、仲のよいご家族の様子などを話してくださいました。彼女の話す言葉や考え方には、優しい温かさが感じられるのですが、それはきっとご両親から授かったものなのではないかと思っております。

こんなにも深い愛情に包まれて育った△△さんですから、これからは、●●さんのことを大切にして、ご両親のような素晴らしいご夫婦になられることと思っております。
●●さん(呼びかけ)、△△さんは本当に素敵な女性です。これから先、どんなときも●●さんを支え、力になってくれることは私が保証いたしますが、少し頑張りすぎるところが心配です。どうか、●●さんの大きな愛で、時には思いっきり甘えさせてあげてくださいね。そして、いつまでも笑顔があふれる温かい家庭を築いていってほしいと思います。

お2人のご多幸とご両家のさらなるご発展をお祈りいたしまして、簡単ではございますが、私のお祝いの言葉とさせていただきます。ありがとうございました。

まとめ

上記はあくまで上司のスピーチ例文ですので、ご自身の経験や新婦とのエピソードなどを加えて、オリジナルのスピーチを作成してみましょう。

スピーチの練習は、必ず人前で複数回行うようにしましょう。

当日は、緊張せず、笑顔でスピーチを行ってください。

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