新郎のウェルカムスピーチ・謝辞

結婚式で新郎として話す代表的な挨拶スピーチは、主に次の3つです。
- ウェルカムスピーチ(披露宴冒頭)
- 乾杯前後のひと言(※必要な場合)
- 謝辞(披露宴結び)
① ウェルカムスピーチ(披露宴冒頭)例文
■ 基本形(1分程度・王道)
本日はご多用のところ、私たちの結婚披露宴にお越しいただき、誠にありがとうございます。
皆さまに見守っていただきながら、この日を迎えられましたことを、心より嬉しく思っております。
本日はささやかではございますが、感謝の気持ちを込めておもてなしをさせていただきます。
どうぞお時間の許す限り、楽しいひとときをお過ごしください。
本日はどうぞよろしくお願いいたします。
■ 少し温かみを入れた形
本日はお忙しい中、私たちのためにお集まりいただき、本当にありがとうございます。
こうして大切な皆さまのお顔を拝見していると、これまで支えていただいた日々を思い出し、改めて感謝の気持ちでいっぱいです。
今日は、普段なかなかお伝えできない「ありがとう」を形にする一日にしたいと思っています。
どうぞ肩の力を抜いて、楽しんでいただければ幸いです。
本日はよろしくお願いいたします。
② 新郎謝辞(披露宴の最後)例文
※一番大事なスピーチです(目安3〜4分)
■ 王道・感動系
本日はお忙しい中、私達の為にお集まりいただきまして、誠にありがとうございます。大勢の方々に祝福されて、新しい門出に立つことができ、妻、△△とともに幸福を実感しております。
私と、新婦△△は3年前に友人の紹介で知り合いました。(休みの日には毎回家族でモーニングに行くような)仲の良い家族の中で育った△△は、優しい印象でいつも感謝の言葉を多く口にする女性です。
二人で食事しながら会話する機会が多かったせいか、沢山の話ができて、今ではいつも心が通じ合っている気がいたします。
これからの人生を妻△△とともに、寄り添いあって支えあいながら、幸せな家庭を作っていこうと心に決めております。妻、△△を一生、大切にすることを改めてここで誓います。
私達なりに努力してまいりますが、まだまだ未熟な二人です。今後ともご支援ご鞭撻のほど、何卒宜しくお願いいたします。会社でお世話になった方々、友人の方々とは、今後とも変わらぬお付き合いをお願いします。また、是非、新居のほうにも気軽に遊びにきてください。
簡単ではございますが、今日の感動を忘れず、仲良く添い遂げることを誓い、お礼の言葉とさせていただきます。本日は本当にありがとうございました。
■ 成功させる話し方ポイント

① スピードは「普段の7割」
多くの新郎が失敗する最大の原因は
“緊張して早口になること” です。
▶ 目安
普段の会話の 7割のスピード
特に:
- 冒頭の「本日はご多用のところ…」はゆっくり
- 両親への言葉はさらにゆっくり
沈黙が怖くても大丈夫です。
1秒の間は、聞いている側には「落ち着き」に見えます。
② 「間(ま)」の入れ方が感動を作る
感動は言葉ではなく「間」で生まれます。
例:
「そして両親へ。
(1秒止まる)
今日まで大切に育ててくれて、本当にありがとう。」
この “一拍” があるだけで、空気が変わります。
入れるべき間:
✔ 冒頭の挨拶の後
✔ 両親の前
✔ 最後の「ありがとうございました」の前
③ 視線の配り方
ずっと原稿を見ると、気持ちは伝わりません。
基本の流れ:
- 1文読む
- 顔を上げる
- 正面を見る
特に:
- 両親への言葉 → 実際に両親を見る
- 新婦への言葉 → 新婦を見る
- 最後の挨拶 → 会場全体を見渡す
視線=誠実さ です。
④ 声の出し方(安定感が出る方法)
緊張すると声が上ずります。
対策はシンプル:
▶ 話す前に「鼻からゆっくり吸って、口から長く吐く」
これを3回。
腹式呼吸を意識すると声が低く安定します。
ポイント:
語尾を上げない。
×「ありがとうございました↑」
〇「ありがとうございました。」
言い切ると男らしく締まります。
⑤ 手の置き方・姿勢
姿勢で8割印象が決まります。
✔ 背筋を伸ばす
✔ 足は肩幅
✔ マイクは口から拳1個分
✔ 原稿は胸の高さ
手が震える場合:
両手で原稿を持つと安定します。
ポケットに手を入れるのはNGです。
⑥ 緊張を味方にする考え方
緊張=失敗ではありません。
ゲストは「完璧さ」より一生懸命さ を見ています。
少しくらい言葉に詰まっても、それがむしろ感動になります。
泣きそうになったら:止まって大丈夫です。
会場は温かい空気になります。
⑦ 一番大事なポイント
最後の一文は、ゆっくりはっきり言い切る。
「本日は誠にありがとうございました。」
ここで未来の夫婦像が決まります。
■ 事前準備チェックリスト
□ 3回は通して読む
□ スマホで録音して聞く
□ 両親部分は感情を込めて練習
□ 当日は原稿に大きめフォント
□ 水は一口だけ飲む


