上司・主賓祝辞スピーチ例文10

○○さん、△△さん、ご結婚おめでとうございます。ご両家の皆さまのご良縁を祝い、心からお慶び申し上げます。ご指名により、僭越ではございますが、一言ご挨拶を述べさせていただきます。皆さま、どうぞご着席ください。

ご紹介いただきました、新婦△△さんが勤める株式会社××の■■と申します。当社は貨物の国際輸送に関わるサービス業を行っております。
△△さんは2007年4月に、情報システム部のウェブソリューション課に配属となり、ウェブ系のシステムを担当されております。当時、私は情報システム部内の他の課に所属しておりましたが、昨年4月より課長として異動になり、現在△△さんとは同じ課の上司部下という関係です。

さて、私の△△さんの第一印象は「できる人」です。それも、今の課に配属される前から彼女の仕事ぶりには注目しておりました。社内のシステムではありますが、比較的大きな開発を任され、システムの設計からプログラミング、そして全国の営業店への導入の説明会まで行っているのを見て、「入社2年目でこんなにできる人なんだ!」と驚き、感心したことを覚えております。

実際、同じ課になってみましても、その印象は変わりませんでした。難しい仕事をお願いしても、にっこり笑って「やってみます」と言ってしっかり仕上げてしまうという、有言実行的なタイプです。責任感が強く、最終電車まで残っていることもしばしばあるような頑張り屋です。また、課内ではみんなから「△△ちゃん」と呼ばれ、後輩からも慕われている存在です。

昨年5月には当社のホームページをリニューアルするというプロジェクトに、システム側の担当者として参画し、ホームページの動く環境の整備や、一部社内で作成したコンテンツの切り替え等を担当していました。リニューアルした後も保守という形で関わっています。皆さまも、そのことを意識なさって、ぜひ一度当社のホームページをご覧になってみてください。

さらに最近では、お客様とのシステムの打ち合わせや、プレゼンテーションで営業に同行することが多くなってきています。言われたものを作るという役割から、お客様に提案する役割に変わりつつあり、今後の活躍にも大いに期待しているところです。

このように有言実行で仕事をしっかりとこなす△△さんですから、ご結婚後も仕事と家事を両立し、お二人仲良く家庭を築いていかれることと思います。
そういえば、こちらのホテルからは山下公園に係留している氷川丸を眺めることができます。これからはお二人で1つの船に乗り、苦しい時には支えあいながら、人生という大海原を渡って行ってください。

お二人の前途が素晴らしいものでありますように、また、お二人の末永いお幸せとご両家の繁栄をお祈り申し上げまして、お祝いのご挨拶に代えさせていただきます。本日はまことにおめでとうございました。


●●(新郎)さん、△△(新婦)さんご結婚おめでとうございます。またご両家の皆様にも心よりお慶び申し上げます。ご起立の皆様、どうぞご着席ください。私はただいまご紹介にあずかりました、□□(会社名)の社長、〇〇と申します。本日はお二人の輝かしい門出を祝福し、誠に僭越ではございますが、ひとことごあいさつをさせていただきたいと思います。

新郎の●●さんとは、今から3年ほど前に取引先の営業マンの一人として知り合いました。当時の●●さんは、社外の人間である私の目から見ても明らかに営業能力が優れているのがよくわかるほど素晴らしく、思い切って1年半前に「当社に来てくれないか」と声を掛けさせていただきました。その結果、●●さんは当社に入社され、現在ではその実力を如何なく発揮されています。

●さんの仕事に対する情熱や真摯に取り組む姿勢、一秒たりとも時間を無駄にしない営業は、私をはじめ、従業員一同のお手本として見習うべき点が多く、●●さんを見るたびに気持ちを引き締めております。どんな仕事にもマイペース、いつも冷静で的確な判断を瞬時にできるところには感心させられます。

そして、責任感が人一倍強く、与えられた仕事はきちんと最後までやり遂げてくれるので「●●さんに任せておけば大丈夫」という安心感があります。特に営業能力は私が見込んだとおり、非常に長けているので、新規のお客様を開拓することに関しては、彼の右に出る者はいないと思っております。それは、彼がいつも新聞には隅々までしっかり目を通し、情報収集を心がける努力の賜物だと思っております。私が期待した以上の働きぶりには、厚い信頼を寄せるとともに、今後のさらなるご活躍にも大いに期待を寄せております。

また、●●さんとは、プライベートでも時々飲みに行ったりしましたが、そんなときでも、彼には無駄な時間が一切ないことには驚きました。計画的に物事を進めるお仕事ぶり同様、遊ぶときもきちんとしているなと、改めて彼の几帳面でまじめな一面を垣間見ました。そんな●●さんですから、新婦の△△さんにプロポーズするときもきっと綿密な計画をたてて、万全の体制で臨んだのではないかと勝手に想像しておりますが、いかがでしょうか(笑)。

△△さんには本日初めてお目にかかりましたが、先ほどから●●さんを見つめる温かい眼差しに聡明さと優しさが感じられ、「この人なら間違いない」と確信しております。どうか、いつまでも●●さんを信じ、支えてあげてください。

ここでこれから長い人生を共に歩んでいかれるお2人にお願いがございます。それは、いつもどんな時も感謝の気持ちを忘れないということです。長い間一緒にいると感謝すべきことは増えていくはずなのに、どうしても「ありがとう」の言葉を声に出して伝えることが少なくなってしまいます。いくら感謝の気持ちがあっても、それをきちんと言葉にしなければ、相手には伝わりません。これは夫婦に限ったことではなく、自分たちを支えてくれているご両親や周りのすべての人たちにも常に感謝の気持ちを持ってほしいと思います。心からの「ありがとう」は言うほうも言われたほうも本当に気持ちのよいものです。どうか、いつまでもお互いを思いやり、おじいさん、おばあさんになっても心のこもった「ありがとう」が言い合える、温かい家庭を築いていってほしいと思います。

簡単ではございますが、お二人の末永いご多幸とご両家のさらなるご発展をお祈りいたしまして、私のお祝いのごあいさつとさせていただきます。ありがとうございました。

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