恩師祝辞スピーチ例文9

ただ今、ご紹介をいただきました○○高等学校(新婦さまの卒業校)にて教員をしておりました◇◇と申します。現在は異動となり○○高等学校に勤務しております。

本日は、このようなおめでたい席に、お招きをいただきまして誠にありがとうございます。ご新郎、ご新婦、ならびにご両家の皆様方におかれましては、心よりお祝い申し上げます。大変、僭越ではございますが、一言、お祝いのご挨拶をさせていただきたいと思います。(〔立席の場合は〕どうぞ皆様、ご着席くださいませ)

わたくしは○○君、△△さん共に、高校の3年間、担任をしておりました。おかげで、お二人の高校時代のエピソードには事欠かないと自負しております。

新郎○○くんは、学生時代から謙虚で素直な性格の持ち主でございました。野球や資格取得にも積極的で成績優秀・スポーツ万能。他の見本となれる様な生徒だったのを覚えております。現在は、手に職を付けたいということで理容室に勤めておりますが、接客の面でも、彼の人柄ならば非常に合っているのではないかと感じております。

一方、新婦△△さんも明るく活発で、しっかりとした芯を持ち、相手を思いやることのできる非常に頭の良い方でした。学校行事への積極的な参加はもちろん、部活動では部長として後輩をよく指導され、現在は全国大会へも出場している部の、基礎を築いたと確信しております。

正直なところ、まだまだ、お二人についての話は尽きません。といいますのも、○○さん、△△さんは、私が教員となり初めての生徒であったという特別な面がございます。当時、教師としては至らない部分もあったはずですが、本日、こうして教え子のおめでたい席にお招きいただいたことを非常にうれしく思っております。

お二人とも、まだ若いので、今後いろいろな荒波が、人生において降りかかってくることがあるかもしれません。しかし、他の方には分からない、若いからこそ乗り切れる試練というのも数多く存在しております。それを越えたとき、お二人の人生において大きな財産となることは間違いございません。

高校生という多感な3年間を拝見させていただいた私には、お二人が力を併せれば、必ずやそれが出来るだろうと確信しております。私にとっても、初めて担任をした生徒が、大きく成長していく姿は、何事にも変えがたく、ご両親にも似た歓びでございます。ぜひ、これから暖かく幸せな家庭を築いていってください。お二人の未来に幸多きことをお祈りし、お祝いの言葉とさせていただきます。ご清聴、誠にありがとうございました。

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