結婚式のスピーチ上司 新婦保育士
新婦から結婚式のスピーチを依頼されました。新婦は保育士で、私は上司で保育園の園長をしてます。スピーチにどのような内容を盛り込んだらいいでしょうか。
1. お祝いの言葉
「この晴れの日にお招きいただき光栄です」という感謝の気持ちからはじめて、新郎新婦へのお祝いの言葉を述べます。
2. 自己紹介と立場の説明
あなたが新婦の職場の園長であることを簡単に伝えます。新婦との日常的な関係性を自然に説明することで、列席者との距離を縮めます。
3. 新婦の魅力や職場での姿
- 職場での新婦の印象を伝える。新婦である保育士〇〇さんの人柄や職場でのエピソードを交えながら、日頃の彼女の努力や魅力を伝えます。
例: 「〇〇さんは子どもたちにも同僚にも信頼される存在です。忙しい中でも笑顔を絶やさず、どんなときも前向きに仕事に取り組む姿は本当に素晴らしい。」 - 面白いエピソードや心温まるエピソードを交えると、会場が和みます。職場や保育園でのエピソードの中から少し笑いを誘うような出来事を選び、会場を和ませる工夫をするのもポイントです。子どもたちに言われたかわいらしい一言、職場でのちょっとした失敗談など。
4. 新郎への言葉
- 新郎との出会いや印象を伝える(もし情報があれば)。
例: 「××さんは初めてお会いしましたが、〇〇さんの笑顔がこれまで以上に輝いているのを見て、とても素敵な方だと確信しました。」 - 新婦を支えてくれる感謝や期待を込めて一言。
例: 「どうぞこれからも〇〇さんの優しさと笑顔を守り続けてください。」
5. 夫婦としてのエール
- 夫婦生活のアドバイスや応援メッセージを。
例: 「これからの日々は、嬉しいことも困難なことも共有するものだと思います。でもお二人なら、きっと笑顔で乗り越えていけるでしょう。」 - 「家庭は人生の土台」といった温かいメッセージもおすすめです。
6. 感謝と締めの言葉
- 参列者や新郎新婦への感謝を述べる。
- 笑顔と幸せを祈る言葉で締めくくる。
例: 「これからの人生が、笑顔と幸せでいっぱいになりますよう心からお祈りしています。本日は本当におめでとうございます!」
スピーチ例文
●●(新郎)さん、△△(新婦)さんご結婚おめでとうございます。またご両家の皆様にも心よりお慶び申し上げます。
私は新婦が勤務しております、■■保育園の園長の〇〇と申します。本日は、お2人の門出をお祝いいたしまして、誠に僭越ではございますが、ひとことごあいさつをさせていただきたいと思います。
△△さんと初めてお会いしたのは、今から2年ほど前の保育士採用試験の面接でした。優しそうな笑顔と、子供が大好きという思いがその小さな身体からあふれ出しており、「この人なら」とすぐに採用させていただきました。△△さんはとても几帳面な性格であり、仕事にも常に余裕を持って計画的に取り組んでおられるお姿が印象的です。子供たちに対しても辛抱強く、何度も約束事を繰り返し指導しているところにはいつも感心されられます。ここだけの話ですが、小柄な△△さんは、時々、園児にまぎれて探すのに一苦労することもございます(笑)。あるとき、ふざけてなかなか帰り支度をしない園児の制服を冗談で「先生が着て帰ろうかな・・・」と着てみたところ、見事にすっぽりとはまり、お迎えの父兄や周りの園児たちを驚かせたこともありました。一番びっくりしたのは、ふざけていた園児本人であり、そのあと、おとなしく制服に着替えたのは言うまでもありません(笑)。
そんな△△さんは、明るく親しみやすい性格から園児たちからはもちろん、その父兄からも非常に人気があります。また、責任感のあるお仕事ぶりと周りへの気配りをきちんとされていることから、同僚からも厚い信頼を寄せられています。保育士というお仕事は、想像以上に重労働でございますが、△△さんには、それを乗り越える熱い情熱がありますので、これからのますますのご活躍に期待したいと思います。
ご結婚後も保育士を続けられ、仕事と家庭を両立される△△さんには、新郎の●●さんのご理解とご協力が欠かせないと思っております。●●さんには本日初めてお目にかかりましたが、先ほどからの△△さんを見つめる優しい眼差しに、温かいお人柄が感じられ、「この人なら安心して△△さんをまかせられる」と確信いたしております。
これから長い人生をともにされるお2人に、僭越ではございますが、私なりの夫婦円満の秘訣をアドバイスさせていただきたいと思います。保育園では、毎日『ありがとう』の言葉が飛び交います。それは、良いチームを作る魔法の言葉だからです。夫婦もきっと、感謝の言葉を交わし合うことで、いつまでも温かい関係を保てるでしょう。そしてどんな時もお互いを支えあい、助け合って笑顔があふれる温かい家庭を築いていってください。
それではお2人の末永いご多幸とご両家のますますのご発展をお祈りいたしまして、私のお祝いのごあいさつとさせていただきます。ありがとうございました。