結婚式スピーチ 社長の主賓祝辞 例文

スピーチ例文・文例

ケース事例 社長の主賓スピーチ

部下の男性社員(新郎)が結婚することになり、社長の私が主賓として祝辞の挨拶を依頼されました。部下との直接の絡みは少なく、プライベートはあまりわからない。

スピーチ例文

●●くん、〇〇さん、ご結婚おめでとうございます。また、ご両家のみなさまにも心よりお慶び申し上げます。ご起立のみなさま、どうぞご着席ください。

私はただいまご紹介にあずかりました、新郎が勤務する□□(会社名)社長の■■と申します。本日はお二人の輝かしい門出をお祝いし、僭越ではございますが、ひとことごあいさつをさせていただきたいと思います。

当社は建築塗装業を営む会社であり、新郎の●●くんが当社に入社されたのは、今から15年ほど前になります。当時はまだ10代のあどけない少年でしたが、熱心に仕事に取り組む姿は今でも強く印象に残っております。

実は彼を採用する際、もう1人の候補者がおり、1ヵ月間実際に働いてもらったうえで、どちらか1人を採用することになっておりました。私は、慣れないながらも周りの声に素直に耳を傾け、自分なりにできることを一生懸命頑張る●●くんに「いい職人になりそうだ」と直感し、彼を選んだというわけです。

入社されてからの●●くんは、面接の際の「真面目にやります!」という力強い宣言通り、いつも黙々と仕事に打ち込み、今では現場の親方として周りから頼りにされる存在です。そして私にとっても安心してすべてを任せられる、心から信頼できる人物だといえます。

●●くんは、物静かでプライベートについてはあまり話さない方ですが、お付き合いされている女性がいることは何となく気づいておりました。と申しますのも、以前、取引先の方から●●くんを是非、お婿さんに迎えたいという申し入れがあった際、「僕には付き合っている女性がいて、結婚する予定です」と答えていらっしゃったからです。

そして、その時、「あー、ちゃんと支えてくれる女性がいたんだな」と安心すると同時にうれしい気持ちになったことを覚えております。私は、そんな●●くんをずっと息子のように思ってきましたので、先ほどから彼の立派に成長した姿に胸を熱くしております。今後も、その誠実さを忘れず、今まで以上にご活躍されることに大いに期待を寄せております。

新婦の〇〇さんには本日初めてお目にかかりましたが、想像通り、聡明で優しそうな女性で、温和な●●くんとは本当にお似合いだと思います。お2人なら、いつまでも仲のよいご夫婦になられることと確信しております。

ここでこれから長い人生を共に歩んでいかれるお2人に1つだけお願いがございます。それは、いつもどんな時も感謝の気持ちを忘れないということです。私の経験から申しましても、長い間一緒にいると感謝すべきことは増えていくはずなのに、どうしても「ありがとう」の言葉を声に出して伝えることが少なくなってしまいます。いくら感謝の気持ちがあっても、それをきちんと言葉にしなければ、相手には伝わりません。これは夫婦に限ったことではなく、自分たちを支えてくれているご両親や周りのすべての人たちにも常に感謝の気持ちを持ってほしいと思います。心からの「ありがとう」は言うほうも言われたほうも本当に気持ちのよいものです。どうか、いつまでも心のこもった「ありがとう」が言い合える、温かい家庭を築いていってください。

お2人の末永いご多幸とご両家のさらなるご発展をお祈りいたしまして、私のお祝いのことばとさせていただきます。本日は誠におめでとうございました。

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