【例文あり】新婦から両親への手紙|書き方や注意点を紹介

「結婚式があるけど両親への手紙どう書いたらいいんだろう」とお悩みではありませんか?

結婚式は、今まで感謝の気持ちを伝えられていなかった両親に、自分の想いを伝えられるよい機会です。

手紙の書き方にはコツがあり、本記事を読むことで
手紙を書く手順や抑えるべきポイントがわかります。

また、例文も掲載しているので、ぜひ参考にしてください。

両親への感謝を伝えられる素晴らしい手紙を書いて、
結婚式を良いものにしましょう。

両親への手紙を書く手順

手順①:両親とのエピソードを思いつくだけ書き出す

まず最初に、両親との思い出を書き出していきましょう。小さい頃から学生時代まで、たくさんのエピソードがあると思いますが、思いつく限り全部書き出すとよいです。書き出したエピソードに対して、自分がどう思ったのかを簡単にまとめていってください。

手順②:書き出したエピソードの中で印象的なものをピックアップする

手順①でいくつかエピソードが書き出せたと思いますので、その中でも特に印象的だったものを1つか2つ選んでください。

選ぶエピソードは、自分の中で大きかった出来事がよいです。(例えば、進路についてケンカしたことや夢を追いかけるといったときに応援してくれたことなど)

当時どんな風に思っていたのかと、改めて思い返して今どう思っているのかを書いていってください。

手順③:構成に沿って内容を書いていく

手順②でピックアップしたエピソードで、両親それぞれへの想いを伝えつつ、今までの感謝をしっかり書いていきましょう。手紙の基本構成は、「最初のあいさつ、書き出し、エピソード、未来への決意、結び」が基本です。構成と例文については事項で説明しています。

【抑えておきたいポイント】

・両親それぞれに気持ちを伝える

両親はたくさんの愛情を持って、あなたのことを今まで大切に育ててきています。お父さんもお母さんもあなたに対してそれぞれの想いを持っていますので、両親への感謝は一人ひとりに伝えるようにしてください。両親も当時のことを思い返しながら、あなたの想いを知って喜んでくれるはずです。

手紙の基本的構成

スピーチ例文・文例

・あいさつ

・書き出し

・両親とのエピソード

・未来への決意

・結び

例文を作成すると以下のようになります。

構成例文
あいさつご列席の皆様、本日はお忙しい中、私たち2人の結婚式にご出席くださりありがとうございました。この場をお借りして、両親への感謝の気持ちを伝えたいと思いますので、少しお時間を頂戴させていただきます。

書き出しお父さん、お母さん これまでの○年間、大きな愛で育ててくれてありがとうございました。今日という日を迎えることができたのも、お父さんとお母さんのおかげです。2人には本当に感謝しています。今まで伝えられてなかった感謝の気持ちを手紙にしてきたので、聞いてください。
エピソードお父さん お父さんは仕事で忙しく、平日はあまり一緒にいられなかったのですが、休みの日は色々なところに連れて行ってくれましたね。その当時の楽しかった記憶は、今でも鮮明に覚えています。仕事で疲れているのに、あの時は私のためにありがとうね。お父さんには進路選択の時にとても助けられたなと感じています。私のことを批判せず「〇〇のやりたいようにしなさい」と言ってくれたあの日のことは忘れられません。今があるのも、あの時お父さんが背中を押してくれたおかげです。ありがとう。
お母さん お母さんとは色々なことを話しましたね。何かあれば、お母さんにすぐ話していたし、悩みごともいっぱい相談していました。よき理解者として、いっぱい助言をくれていたのでとても助けになってました。就職して、家を出たあとも、何かあれば最初に相談するのはお母さんでした。 辛いことも苦しいことも、一緒に悩んで話を聞いてくれるお母さんの優しさに何度も助けられていたなと思います。ありがとうね。
未来への決意今まで大切に育ててくれたお父さんとお母さんの元を旅立つのは、少し寂しいけど新しく家族となる〇〇さん(新郎)と一緒に笑顔溢れる素敵な家庭を作っていきます。
〇〇さん(新郎)のお父さん、お母さん。私たちをいつも温かく迎えてくださりありがとうございます。至らぬ点はあるかと思いますが、〇〇さん(新郎)と一緒に温かく幸せな家庭を築いて参りますので、これから末永くよろしくお願いします。
結びこうして今日を迎えることができたのも、ご列席くださったみなさまのおかげです。 未熟な私たちですが、どうぞ温かく見守ってくださいますようお願い申し上げます。

あいさつや書き出し、新郎のご両親への言葉などは、オーソドックスな内容となっていますのでそのまま真似していただいてもかまいません。そのかわりエピソードの部分は、自身の体験と想いをのせてしっかりと内容を考えてください。結婚式という場だからこそ話せることもあるので、正直な気持ちをまっすぐ伝えるようにしましょう。普段恥ずかしくてなかなか言えない気持ちを伝えられるのも結婚式の魅力です。

手紙を書くときの注意点

手紙を書くときの注意点があるので、以下の3点はきちんとチェックして書いてください。

長くなりすぎないようにする

両親への手紙なので、今までの思い出がたくさんあって、色々なことを振り返ると長くなりがちです。しかし、長すぎる手紙はゲストに飽きがきてしまい感動も薄れてしまうので、できるだけ簡潔に想いを伝えるようにしましょう。ベストな長さは2〜3分程度です。(便箋だと2〜3枚程度)

お祝いの場に相応しい言葉を使う

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結婚式では縁起の悪い言葉を避けなればいけません。スピーチの際に使うことがないように、チェックしておきましょう。

再婚を連想させるわざわざ、たまたま、重ね重ね、いよいよ、度々、くれぐれも、重々、いろいろ、またまた、なおまた、しばしば、次々、再々、益々、どんどん、だんだん、みるみる、いよいよ、日々、ときどき 戻す、繰り返す、繰り返し、再び、再度、再三、二度、二回
不幸を連想させる焦る、敗れる、憂い、散る、悲しむ、無し、無くす、おしまい、別れる、切る、切れる、離れる、終わる、破る、割れる、去る、痛い、痛み、飽きる、捨てる、とんだこと、とんでもない、冷める、忙しい、流れる、流す、降りる、さらに、泣く、悪い、相次いで、相次ぎ
別れを連想させる去る、飽きる、捨てる、冷える、冷める、別れる、切る、切れる、離れる、帰る、終わる、終える、降りる、枯れる、嫌う、嫌い、薄い、疎遠、疎んじる、浅い、憂い、おしまい、返す、ほどける、裂ける、放す、破れる、割れる、忙しい、壊れる、消える

手紙を書くタイミングは結婚式の1〜2週間前

結婚式当日に、ベストな状態で臨みたいのであれば、結婚式の1〜2週間前に手紙を書くことをおすすめします。直前に手紙を書くと、涙で目が腫れたまま式を迎える可能性があるからです。今までの思い出を振り返り感謝を伝える内容を書くので、感情が溢れてしまい必ず涙が出てしまいます。

結婚式前は、準備で忙しくなかなか手紙を書くタイミングがありません。そのため、両親への手紙を直前になって書く方が多いですが、早めに書くようにしてください。

【補足: 事前に内容をチェックしてもらう】

自分で書いた文章の良し悪しは、書いた本人だと判断が難しいです。そのため、婚約者などに内容をチェックしてもらいましょう。結婚式に相応しい内容になっているか、両親に想いを伝えられる内容になっているか見てもらうことをおすすめします。見てもらうのは少し恥ずかしいかもしれませんが、良い内容にするために勇気を出してください。きっと感動的で素敵な手紙になります。

結婚式で手紙を読むときのポイント

結婚式で手紙を読むときのポイントは下記3点です。

・気持ち込めて伝える

・ゆっくりと話す

・表情は柔らかく笑顔で

両親に向かって、しっかりと気持ちを伝えるように話しましょう。ゆっくりと語りかけるように話すことを心がけるとよいです。手紙は見ながら話してもよいですが、ゲストの方へのあいさつや新郎のご両親など、語り書ける相手に目線を配るようにしてください。表情は柔らかく笑顔でいると良いです。手紙を読んでいると感極まって涙を流してしまうかもしれませんが、ゆっくり自分のペースで想いを伝えれば大丈夫です。

まとめ

本記事では、結婚式を迎える新婦に向けて、両親への手紙の書き方や注意点について紹介しました。結婚式はあなたにとってもご両親にとっても大切な晴れ舞台です。本記事の内容を参考にして、両親への感謝を伝えられる素敵な手紙を書いてください。本番では緊張をしたり、涙することもあるかもしれませんが、あなたの気持ちを真っ直ぐ伝えてくれると両親はとても喜んでくれます。これまで育ててくれた両親にしっかりと感謝を伝えて、素敵な結婚式にしましょう。

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