スピーチ成功の3つの心得
結婚式に限らず、人前で話をするのが苦手な人はたくさんいます。普段は流暢に話せるのにいざ大勢の人を前にすると頭が真っ白になったり、ろれつが回らなくなったり、顔が赤くなったり青くなったり白くなったり…。そして、これらはすべて緊張からくるものです。そこで今回は人前でも緊張しないで話をするためのちょっとしたコツを3つご紹介しましょう。
まず、1つめは十分すぎるほどの準備をすること。流暢にスピーチをしている人だって必ず事前にしっかりと準備をしているはずです。何もないのにスラスラと話ができる人もいるかもしれませんが、それでも何かしらの準備や計画、話の流れを頭に入れるなどしければ、まとまりのあるスピーチはできないでしょう。
2つめは「ゆっくり」を心がけること。呼吸と動きと話をすべて普段よりもゆっくり行うことが大切です。なぜなら、これらが早いと脳は何か緊急状態にあると判断し緊張ホルモンを分泌してしまうからです。顔が赤くなったり、変な汗が出たり。おそらくいつも緊張してわけがわからなくなるという人は必要以上に早く息を吸い、早く動き、早口になっているに違いありません。しかし、わざと意識的にこれらをゆっくりすれば、脳は「今は落ち着いた状態」だと安心系のホルモンを出すので精神的に落ち着くというわけです。
3つめはなぜ緊張するのか、そのしくみを理解すること。たとえば、最初は危ないと思っていたことも慣れてくるとその安全性を知り、何でもなくなる。これはわかりやすく言うと経験を積むことなのですが、実際にスピーチを何度もこなすのは無理。そこでおすすめしたいのがイメージトレーニングです。有名なアスリートも試合の前には自分が跳んでいるところや回っているところ、ゴールするところなどを何度もイメージしているとか。その際、ゆっくり呼吸し、ゆっくり動き、ゆっくり話している姿を想像すれば、より効果が得られるでしょう。