声が震えた時は腹式呼吸を!

結婚式など大勢の前でスピーチをするとき、手足が震えるのはもちろん、声まで震えたというご経験は多くの方にあるのではないでしょうか。自分の震えた声を聞いて、ますます緊張することも少なくありませんね。

実は声が震えることは呼吸の仕方と大きく関わっていることをご存知でしょうか。呼吸には腹式呼吸と胸式呼吸があります。息を吸ったり吐いたりするとき、胸がアップダウンするのが胸式呼吸、お腹がアップダウンするのが腹式呼吸です。 そして、声が震えるのは間違いなく胸式呼吸の時。胸式呼吸は肺の周りの筋肉を使うのですが、どうしても息が浅くなりがちであると同時に声帯に近い部分であるため、声が震えやすくなるというわけです。 それに比べて腹式呼吸は横隔膜とその周りの筋肉を動かします。そのため深く、強い呼吸ができるので声が震えにくくなるのです。確かにアナウンサーや歌手は腹式呼吸でしっかり声を出しているので声が震えていませんね。実際に呼気を測ってみると胸式呼吸では450mlなのに対して腹式呼吸は3000mlというデータもあるようです。

ですから腹式呼吸の方法を覚えておくと便利かもしれません。やり方はとても簡単です。おへその下に手を置き、口から息を吐きながらお腹をひこませます。そして息を吸いながら鼻から息を吸い、お腹を膨らませます。息を吐くときに声を出せば腹式呼吸で強く長い発声ができ、結果、声が震えにくくなるのです。慣れるまでは難しいかもしれませんが、腹式呼吸を習得しておけば、いざという時に必ず役に立つはずですよ。